まごころサポートが毎月発行しているメディア「月間まごころ」。
シニアの暮らしを応援する情報を誌面より発信しています。
「月間まごころ」では伝えきれなかったインタビュー取材を、WEBオリジナルコンテンツとしてご紹介してまいります。
今回は、月間まごころ5月号でご紹介した「まごころサポート 滋賀 草津・大津・守山 すみ店」を営む株式会社アイダの角大介さん・晶世さんご夫妻のインタビュー記事を前編・後編に分けてご紹介。ぜひご覧ください。
2022/05/27
まごころストーリー
全国のまごころストーリーVol.1 「まごころサポート 滋賀 草津・大津・守山 すみ店」
まごころサポートが毎月発行しているメディア「月間まごころ」。
シニアの暮らしを応援する情報を誌面より発信しています。
「月間まごころ」では伝えきれなかったインタビュー取材を、WEBオリジナルコンテンツとしてご紹介してまいります。
今回は、月間まごころ5月号でご紹介した「まごころサポート 滋賀 草津・大津・守山 すみ店」を営む株式会社アイダの角大介さん・晶世さんご夫妻のインタビュー記事を前編・後編に分けてご紹介。ぜひご覧ください。
生まれも育ちも滋賀県草津市。60年近く住み続けているこの街で、最後の仕事にまごころサポートを選んだご夫婦がいます。
そのお二人とは、〈滋賀・草津・大津・守山すみ店〉の角大介さん・晶世さん。
映画館、新聞販売店と、これまでまったく異なる仕事をされてきた角さんご夫妻が、最後にまごころサポートに行き着いた理由とは一体何なのでしょうか?
大介さんのご実家でアルバムを眺めつつ、まごころサポートのやりがいや大事にしていることについて、お話をうかがいました。
− お二人とも、生まれも育ちもずっとこの街だそうですね。
大介 はい。昭和40年に草津で生まれてから、今までずっとこの街に住んでいます。子供の頃は、この辺りにはまだ家が少なくて、自然がいっぱいでした。裏側には草津川が流れていて、ジャングルみたいに草木が生えている中、虫を捕まえてよく遊んでいましたね。こうして子供の頃のアルバムを見ていると、「愛されて育ったなぁ」と思います。
妻もこの辺りの出身で、地元の高校で出会ったんですよ。17歳で出会って、24歳で結婚。それから30年以上、ずっと一緒にいます。
− 高校からのお付き合いなんですね! 現在はお二人で「まごころサポート」をされていますが、それまではどんなお仕事をされていたのでしょう?
大介 もともとは、映画館をやっていたんです。祖父が映画を作る人で、昭和30年代に草津市内に映画館も作ったのですが、そこを僕が引き継いで20年ほど館長を努めていました。でも、そのうちシネコンに押されるようになって2007年に閉館。以降は、もう一つの家業である新聞販売業を継いだんです。
− 映画館から新聞販売とは、まったく違ったお仕事に変わられたんですね。
大介 そうなんです。新聞販売の仕事に就いてみたものの、正直なところ「これは自分がやりたいこととちゃうなぁ」と思いました。
新聞販売って、営業の人が洗剤や野球チケットを持って勧誘に行くビジネスモデルなんですが、それがどうも納得いかなかったんです。だって、それって愛がないですよね。僕は新聞販売店を始めるときに、社名に「アイダ」とつけたくらい「愛」を大事にしたいと思っていたので、そもそもこのビジネスモデルをやめたいなと思っていました。
それで他に何かいい方法はないだろうかと探していたところ、「奈良にすごい新聞屋さんがある」という噂を聞いたんです。そこに見学に行って出会ったのが、まごころサポートを立ち上げた青木慶哉さんでした。今から10年くらい前のことですかね。
− ここでまごころサポートと出会ったわけですね。
大介 はい。当時青木さんは、奈良の新聞屋さんで「購読層であるシニアに愛されるお店作りをしよう」と、このサービスを始めたところでした。そこで僕もまごころサポートの説明を受けたのですが、もう衝撃を受けましたね。「こんな考え方ができる人がいるんやな」と。チケットや値引きなんかじゃなく「本当に喜ばれるサービスとは何か」を考えている人がいる。すぐに「これや!」と思い、自分たちもまごころサポートを始めることにしました。
− 晶世さんはその話を聞いて、最初はどんなふうに思われましたか?
晶世 主人が青木さんと会食して帰ってきたときの顔が「洗脳でもされたん?」っていうくらいキラキラしてて、すごく驚いたんですよ(笑)。でもその後に一緒にお話をうかがいに行ったら、サービスのあり方そのものに感動して、すぐに納得しました。だからあれだけ興奮してたんやな、とストンと腑に落ちて。何の反対もありませんでしたね。
− そこからまごころサポートを始められたと。
大介 はい。最初は新聞の販促活動の一環としていたのですが、まごころサポートをするうちに考え方が少しずつ変わっていきました。「これは本当に感謝される仕事だな」と実感して、まごころサポートを最後の仕事にしようと思ったんです。
僕らももう50代半ば、子供3人はみんな独立したし、孫もできました。そろそろ、自分たちの好きなことをしてもええんちゃうかな、と思ったんですよね。そんな折コロナ禍で新聞広告が減り、経営が厳しくなってきたのもあって、2020年に新聞屋を閉店。今後は、草津市という終のすみかで、今までお世話になった方々に恩返しがしたい。そう思って、まごころサポートを最後の仕事として選びました。
笑顔がとても素敵なお二人のコンシェルジュ、西村さんと井神さんにお話しをうかがいました。
西村 紗千子さん(写真左)
もともとは美容師をしていたのですが、父の病気と祖父の介護をきっかけに、介護についての勉強を始めました。今は介護老人保険施設で介護福祉士として働きつつ、よりシニアの方の力になれたらと、まごころサポートのコンシェルジュとしても活動しています。これまでの自分の技術を全部活かして、シニアの方の「訪問美容」をするのが目標です。
日々大切にしていることは「笑顔」です。笑顔ってうつるので、自分が明るく笑うことで、シニアの方々の笑っている時間も増やしていきたいですね。
井神 千智さん(写真右)
医療機器メーカーで10年ほど勤めながらも、患者さんの悩み事に深く立ち入れないジレンマがあり、もっと一人の人と足並みを揃えてサポートしたいと考えていました。そんな中、娘が独り立ちしたのを機に心機一転。現在は社会福祉士を目指して福祉大学に通いつつ、まごころサポートのコンシェルジュをしています。
シニアの方のサポートをするという意味では、まごころサポートも新しい「福祉」の形。今後は、社会福祉士の知識と専門性を活かしながら、シニアの方のいろんなお困りごとに応えていきたいと思っています。
店舗名:まごころサポート 滋賀・草津・大津・守山すみ店
店舗住所:滋賀県草津市上笠三丁目11番25号
社名/屋号:株式会社アイダ
創業:2010年11月22日
代表:角 大介
本社所在地:〒525-0028 滋賀県草津市上笠三丁目11番25号
<Photo:関 愉宇太、Text:土門 蘭>