齋藤 亜后さん|
まごころサポート みやき町
わたしだからできる、
映像×まごころサポート

静岡から佐賀へ。 わたしだからできる、映像×まごころサポート

齋藤 亜后さん|まごころサポート みやき町

佐賀県みやき町の〈まごころサポート〉コンシェルジュとして活動する齋藤亜后さん。以前は地元、静岡県内の美容室に勤務するネイリストでした。そんなコンシェルジュの特徴を体現する齋藤さんは、なぜ縁もゆかりもない土地に移住することになったのでしょうか。そして、思い切って移住した彼女はフリーランスの映像クリエイターでもあります。本業を別に持つワークスタイルはコンシェルジュの理想形のひとつなのです。

取材・文|加藤 将太 写真|山田 薫

まごころサポート みやき町

齋藤 亜后さん

1991 年、静岡県生まれ。コンシェルジュとしてみやき町に移住。フリーランスの映像クリエイターとしても活動。「映像制作の経験を活かして、みやき町での〈まごころサポート〉の様子を発信していきたいです」。大のディズニー好き。

ネイリストからの〈まごころサポート〉

2020年11月まで、〈まごころサポート〉を運営する〈MIKAWAYA21〉の社員でした。それ以前は地元の静岡県内の美容室でネイリストとして勤務していたんです。〈MIKAWAYA21〉に入社したのは2014年のこと。〈MIKAWAYA21〉で働いていた歳上の知人から話を聞いて興味を持ったことがきっかけです。美容以外の仕事を経験してみたい。振り返ってみると曖昧な動機ですが、地元を離れて東京で働きたいという気持ちから真っ直ぐに行動して良かったなと思っています。

〈MIKAWAYA21〉に入社したわたしの肩書きはコンサルタント。全国の新聞販売店をメインに、〈まごころサポート〉を適切かつ効果的に行うためのノウハウをお伝えしていました。チラシなどの販促ツールの作成サポート、エアコンや洗濯槽のクリーニングの実技指導、月に1回の対面でのコンサルティングなど、幅広い業務を担当するなかで、〈MIKAWAYA21〉代表の青木さんから突然、セミナーの動画の記録と編集をお願いされたんです。正直なところ、無茶振りでしたけど(笑)、独学で編集を覚えながら、三脚でカメラを固定して録画するだけでは物足りなくなっていって。気づけば、映像の世界にのめり込んでいきました。

どんどん映像の沼にハマっていったわたしは副業もスタート。結婚式のエンドロール制作をメインで行う映像プロダクションに業務委託として所属するようになりました。現場で場数を踏んでいく他に、いろいろな映像作品に触れていくと、自分の中にある想いが湧いてきたんです。もっと、たくさんの映像作品をつくりたい。30歳が目前に迫るタイミングで、フリーランスの映像クリエイターに転身することを決めました。

佐賀県に行ってみない?

〈MIKAWAYA21〉では、全国の地域密着企業の方々と触れ合ってきました。地域活性化に取り組む想いに触れるなかで、地域活性化のきっかけになる動画をつくりたいと思い立って、地元の静岡県に拠点を移したんですね。地元企業、医療機関などのPR映像、親子の成長記録ムービー、YouTuberの動画編集など、ありがたいことにフリーランス1年目からさまざまなお仕事をいただいてきました。〈まごころサポート〉のPR映像制作も変わらずお手伝いしていたのですが、ある日に〈MIKAWAYA21〉で働く先輩から連絡があったんです。「佐賀県みやき町で〈まごころサポート〉の業務を手伝ってほしい」って。

話を聞いてみると、現地に住みながらコンシェルジュとして活動してほしいという相談でした。佐賀県みやき町には行ったことはないけれども、前職で〈まごころサポート〉に携わっていたわたしにとっては、ある意味で身近な町でした。というのも、みやき町ではボタンひとつでシニアのお困りごとを解決する「マゴコロボタン」を約300世帯に配布しているんですね。

自治体が「マゴコロボタン」を導入するのは初めてのこと。九州豪雨をはじめ、九州地方では異常気象による災害が少なくありません。特に豪雨災害からシニアを守りたい。近年の気候変動に対応するために、「マゴコロボタン」の防災無線としての機能に期待されています。

前職を辞めて、フリーランスになって、まだ1年未満。映像制作の仕事をしながらでOKということで、ありがたい話だけど断ろうかなとも迷ったけど、映像制作を通じて全国各地を飛び回っていたわたしにとって、未知の町を新たな拠点にすることは純粋におもしろそうだなと思いました。それに、〈MIKAWAYA21〉に勤務していたときもコロナ禍になってからはリモートワークがメインでしたし、今はなかなか移動が難しいご時世だけど、九州を中心に映像と〈まごころサポート〉を通じて、どんな出会いがあるんだろうと想像したら、不安よりも楽しみのほうが勝っていたんですね。

映像×まごころサポート×みやき町

みやき町をはじめて訪れたのは今年の5月。その日は天気が良くて、田んぼの稲が夕陽で輝きながらそよぐ風景がすごくきれいでしたね。そんな感動とは裏腹に、役場にご挨拶した翌日には住まいを探しに行くというスピード感で物事が進んでいきました(笑)。

5月には無事に住まいが決まって、コンシェルジュとしての業務もスタート。今は「マゴコロボタン」を設置しているシニアのご自宅を中心に、生活のお困りごとをサポートしています。近い将来にはコンシェルジュを募集して、みやき町での〈まごころサポート〉が本格的に稼働していきます。思い切って移住して、コンシェルジュとして活動してみるのもアリだと思います。

わたし個人としては、地域の方たちと関係を構築しながら、みやき町での〈まごころサポート〉の様子を映像に乗せて発信していきたい。映像クリエイターとしては、地元の魅力も伝えていけたらいいな。映像制作はわたしにとって生業でありながらコミュニケーションツールです。みやき町ならではの〈まごころサポート〉をつくっていきたいですね。

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