2025/07/03
コンシェルジュ紹介
石切フィルハート店 井村 知美さん
各地域の “素敵コンシェルジュ” が持つまごころやこだわりを紹介する、こちらの特集。シニアの皆さまにお配りしている『案内手帳』に掲載したものを、WEB版ではコンシェルジュの魅力をより掘り下げてお伝えしていきます。
今回お話をうかがったのは、まごころサポート石切フィルハート店の井村知美さん。
病院で看護助手として勤務された後、現在はシニアの方向けのお弁当の配達を行いながら、コンシェルジュ業務を行っています。
そんな井村さんに、サポートをする中で得たものや大事にしていることについてうかがいました。
今までは見えなかった「お困りごと」
ー井村さんはコンシェルジュになる前は何をされていたんですか?
井村さん もともとは、シニアの方に向けたお弁当の宅配を行っていました。そちらのオーナーに「今度まごころサポートという事業を始めるのだけど、コンシェルジュにならない?」と勧められたのが、コンシェルジュになったきっかけです。宅配の仕事の前は病院で看護助手をしていたので、その経験も活かせるのではないかと考えてチャレンジしてみることにしました。
ー今はどのくらいの頻度でサポートを行っているのでしょうか?
井村さん 今もお弁当の宅配を続けながら、週3日でコンシェルジュ業務を行っています。お弁当を届けたことがある方のサポートをしたこともありましたね。お弁当を届ける時は玄関までしか入りませんが、コンシェルジュの仕事はお部屋に上がらせていただくので、見える景色や情報量がまったく違います。「こんなことでお困りだったんだな」「こういうサポートが必要だったんだな」と新たに気づくことが多く、「ありがとう」という言葉の意味もずいぶん異なって聴こえます。
ー食事のサポートから生活全般のサポートへと領域が広がっていったのですね。ちなみに現場ではどんなお困りごとが多いのでしょうか?
井村さん それがそのままサポート内容になっているのですが、メインはお風呂・トイレ掃除や部屋の片付けなどの家事代行でしょうか。また、病院の付き添いや買い物の代行なども行っています。
目の前の人が何を大事にしているか
ーサポートをする中で大事にしていることはなんですか?
井村さん 自分もお相手の方もなるべく楽しめるようにすることです。業務を淡々とこなすだけではなく、お話をしたりコミュニケーションをとったりして、私が訪問することで「今日も楽しかったな」と感じていただける時間にしたいと思っています。
また、お一人お一人価値観や考え方が違うので、目の前のお客様が何を大事にされているのかを引き出すことも常に意識していますね。時間をきっちり守ってほしいとか、ここは触らないでほしいとか……。お客様のことをより深く知って、少しでも心地よく自分らしくいられるようなサポートをしたいと思っています。
ーやりがいを感じる瞬間はどんな時でしょうか?
井村さん やはり「ありがとう」と言われるのが一番嬉しいです。自分の行動が役に立っていると感じる瞬間が大きなやりがいですね。また、看護助手時代に車椅子のお手伝いや歩行の介助を行っていたので、それが今に活きています。「あなたがいてくれて助かる」と言っていただけると、やっていてよかったなと思いますね。
ー最後に、井村さんにとって「まごころサポート」とはなんでしょうか?
井村さん これからも続けていきたい仕事です。高齢者が増えていく世の中で、将来より大事な仕事になっていくと思うので。より多くのシニアの方にまごころサポートのことを知っていただき、ぜひ利用していただけたらと思います。
▽シニアからのメッセージ 田畑 登志子さん
田畑さん だんだん足が悪くなり、一人で外に出かけるのが難しくなってきたのをきっかけに、まごころサポートの利用を始めました。井村さんはいつもしっかりサポートしてくださるので、おかげで今では週に2回買い物に行けるように。家の中にばかりいると気が滅入るけれど、外に出ると気持ちも晴れるし運動になるし、とても助かりますね。井村さんは私にとって、今やなくてはならない人です。これからもずっと続けてほしいですね。